ある物理エンジニアの日記

とあるエンジニアの回想録・着想録・備忘録

世界一優秀なタスク管理ツールは、心の中にある

漠然とした不安、恐怖、そういうものがやってくることがある。

なぜか目の前の問題にとりくみたくない。

そんなときどうするのがよいのだろうか? 

必要なのは、心を自由にすることだ。

 

締め切りギリギリまで放置してしまうのはなぜか?

なぜか、締め切りギリギリまで着手できない、、、

締め切りに縛られれば心を無視して取り組めるがそうでないときは現実逃避してしまう。これは、要するにやりたくないからなのだが、なぜやりたくないのかが分からないから悩ましい。

自営業なのだから、やりたくないなら仕事をうけなければいい、だけどなぜかうけている、そして今やパニックに陥りそうなのだ。

こういう状態を、心がざわついていると私は表現する。

 

タスク管理やスケジュールに頼りすぎない

着手できない理由をたんなる怠惰だと思いこむと、スマホのアプリや手帳などのタスク管理ツールなどで自らを矯正しようとしたりする。だが、おおよそ間違いである。

 

なんでも集中力や計画で解決できるわけではないのだ。

 

意外と気づいていない人が多いのだが、問題を整理して取組みやすくするために道具を使うのは良いのだけれども、不安を誤魔化して自分の時間の使い方を縛り付けるためにつかうと途端に悪い効果が湧いてくる。

タスク管理ツールなどの便利なツールはいくらでも見つかる。そして、私たちを効率よく問題解決へと向かわせる。でも、これらのツールは心の問題までは解決しない。

心がざわついたときにはとくに、何かココロが問題を認識しているのである。それを放置して突き進んでも、やがてなにかがだめになる。

必要なのは、心を自由にすることで、縛り付けることではないということだ。

  

慌てない

慌てるというのは、急ぐことではない。

目の前にある問題を本当に優先すべき事柄なのか考えないことにして乱暴に前に進めることだ。それって、一種の現実逃避なのだ。

心がざわついているということは、本当は別の問題があると気づきかけているのかもしれない、そういう状況にあるのに、物事を考えないことにして先に進めようとする。

 

締め切りは守れるかもしれない、でも、締め切りしかまもれないのである。それでは、人生は下り坂だ。 

 

なんで心がざわついているのか調べてみる

そう、なんで心がざわざわしているのか、調べてみることが大切だ。

ざわざわしているっていうのは、我ながら良い表現だと思ってる。簡単に言語化できない問題を抱えているのだ。

それはたった一つかもしれないし、複合的かもしれない。

問題はすぐに解決できなくてもよいが、問題が認識できないまま心だけが感じ取っているからやっかいなのだ。

それがなんなのか、調べてみなきゃいけない。

 

ひたすら何かをやってみる

ひたすら単純作業をするのは、よいことだ。ただし、いやなことをやってはいけない。

気に入ったこと、できたら言語による思考を伴わない作業を見つけておくと良い。

散歩とか筋トレとか、針金細工とかだ。

それで、言葉で考えないのがポイントだ。

ひたすら長時間、言語思考無しで、こころを何かに向けてみるのである。

そしてもう一度、自分のざわつきに向かい合ってみよう。

 

するとふしぎなことに、気になっていた事柄が鮮やかに認識できるようになる。

 

 心は最高のタスク管理ツール

タスク管理ツールやスケジュールは、自分が言語化したり整理したタスクのゴールだけを案内してくれるけれども、それが本当に幸せになれる目標なのかまでは判断してくれないのだ。

 

実際のところ、こころがざわついて何もできない時間というのが解消すれば、本当は時間に余裕があるはずだ。

私の心は幸せに生きたいのであって、締め切りを守りたいわけではない。

これが面白いところだ。

 

本当に取り組むべきテーマが別にあるのなら、それがなんなのかちゃんと認識するために心を開けよう。そして心の中を整頓してから、前に進めばよい。

この工程を端折っている間は、人生は上がっていかない。